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Q&A 堆肥とは何ですか?

お客様からよくお問い合わせいただく内容について、この場をお借りして少しずつお答えしていきたいと考えております。土づくりに関する技術的なご相談は「土の無料相談」からもお問い合わせいただけます。

堆肥とは何ですか?

堆肥とは昔から利用されている肥料のひとつで、簡単に言うと動植物の有機物の残渣(ざんさ)を発酵(微生物の力で分解)させた物のことです。土に混ぜて使用し、農業・園芸・ガーデニング等に用いられます。有機質の原料を使用した肥料全般を指して堆肥と呼ぶこともありますが、汚泥を原料に含む場合は汚泥発酵肥料に分類されるなど、細かな決まり事があります。

堆肥・有機質土壌改良材にはどのような効果があるのですか?

  1. 土壌の生物性を改善します。
    堆肥・有機質土壌改良材には、土壌の微生物を増加・活性化させるはたらきがあります。水分・温度・通気量などの条件が整い、微生物の働きが良くなった土壌では有機物の分解・醗酵が促進され、結果的に病害の発生を抑制したり悪臭等を低減したりする効果があります。
  2. 土壌の物理性を改善します。
    土壌の団粒化が進み、物理性(通気性、透水性、養分の保持性)などが改善され、土壌の生産機能を維持・向上させます。土壌の固相率を適度に下げていくことができ、湿害のリスク低下、夏季などの高温障害対策に寄与します。
  3. 土壌の化学性を改善します。
    堆肥・有機質土壌改良材の投入で長期的に腐植が供給され、徐々に土壌のCEC(塩基置換容量)が向上します。このことで肥もちが良くなり、根焼け・肥焼けのリスクも下がります。そのほか、微生物によって作り出されるミネラル・各種酸素・生理活性物質・ビタミン等で、植物の成長促進が期待できます。

堆肥・有機質土壌改良材を使用する際に注意することはありますか?

きちんと発酵しているものを使用して下さい。水分・成分にバラつきがなく安定している事が何より重要です。障害が発生する例としては、未熟堆肥によるガス障害、分解過程での窒素飢餓、肥料分過多による障害(根焼け等)、施設・ハウス園芸の場合は塩類の集積による障害などが発生する場合があります。発酵・腐熟の進み方の目安としては、腐敗臭やアンモニア臭の強い物は避けた方がよく、縁の下のような匂いのものは安全な場合が多いです。
自家製や地域で作られたものを使用する場合には、できるだけ分析や栽培試験を行って使用のタイミングと量を決めましょう。メーカー品を利用する場合でも、なるべく品質の安定した堆肥を選び、使用方法や量を事前に確認しましょう。

良い堆肥・土壌改良材が見つかりません。

プロの生産者の方でも、堆肥の使用で失敗されるケースはあります。ご相談を受ける内容で最も多いのが、自家製、あるいは地域で生産される畜糞堆肥やバーク堆肥などを使用された場合です。一般的に堆肥はロット(製造単位)によって成分や水分にバラつきが多く、醗酵が未熟な場合には分解時に窒素飢餓やガス障害が発生する恐れがありますし、肥料分の過多による障害(根焼け等)や塩類の集積による障害が発生する場合もあります。
「良い堆肥・有機質土壌改良材」の条件は人によって異なることが多く、品質を表す明確な基準はありません。しかし、生産者にとっては、「品質が良い農作物が安定して多収できるもの」ということになります。そのためには成分や水分、分解醗酵の度合いが安定していることがとても重要です。
最も確実なのは品質の安定した製品の供給先を見つけることです。弊社では厳密な品質管理のもと、安心してご使用いただける堆肥・有機質土壌改良材を提供させていただいております。培養土の原料として厳選して製造している製品ですので、植物の生育に優れた効果を発揮します。お気軽にご相談ください。


汚泥発酵肥料の有機王🄬
(発酵モミガラ)

汚泥発酵肥料の
スーパー越の有機🄬-2号

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