スタッフブログ
Staff Blog

直江津園芸部会様のご紹介 ~ご採用事例~

半世紀の歴史をもつ施設園芸部会

新潟県上越市にある直江津施設園芸部会様は、50年もの長い歴史をもつ生産部会で、トマトや抑制キュウリを中心に市場出荷と直売場、個人の直接販売などで新鮮な野菜を供給されています。 部会を立ち上げられた当初は、メンバーの皆さんで集まって、自力で鉄骨ハウスを建てて事業を始められたそうです。

50年前といえば、ハウスによる施設園芸は普及し始めて間もない頃でしょうから、たいへんなご苦労と工夫があったことと思います。 現在は、創業当時のメンバーの二代目の方々が継承されており、弊社の土壌改良材「スーパー越の有機-2号」、園芸培土「ポットソイルF220」「野菜培土1号」「プラグメイト」など、幅広い製品をご使用いただいております。2024年2月に久保田喜明部会長(久保田園芸様)、竹内園芸様を訪問した際、弊社製品の使用状況や栽培の秘訣などを伺うことができました。

猛暑と渇水の2023年夏を乗り切った

訪問先:部会長久保田喜明様(久保田園芸様)

—-ちょうど促成トマトの定植作業中ですね。昨今の情勢はいかがですか?

久保田様
「現在9名の構成メンバーでトマト・抑制キュウリを中心に栽培し、市場出荷と直売場、個人の直接販売などで出荷しています。2023年の夏は猛暑と渇水で栽培には大変苦労しましたが、メンバー全員で協力し合って必要な出荷量を確保することができました。長年の経験、栽培技術があるので、気象条件が厳しい年でも何とか乗り切れると思っています。」

—-現在の課題、テーマはありますか?

久保田様
「品質を確保しつつ収量を増加していきたいですね。近年は、面積拡大での収穫数量を拡大は難しいため、個々の栽培技術を高めて販売量を増やしていくことが重要です。私は養液土耕栽培で、土壌還元消毒をしながら促成トマト・抑制キュウリを中心に栽培しています。他のメンバーには土耕栽培・隔離ベッド栽培などをしている人もいます。」 —-弊社の製品を何種類もお使いいただいていますね。ありがとうございます。 久保田様 「スーパー越の有機-2号は、養液土耕栽培の圃場で、特に根域部分を重点的に改良するために使っています。部分施肥のような使い方ですね。育苗用土は基本的に自家製造ですが、播種用土はプラグメイトです。自家製ポット用土の原料に使用することもあります。必要に合わせて便利に使わせてもらっています。」

—-久保田様、ありがとうございました。

久保田園芸様ハウス

施設園芸において堆肥類に求める要素は

訪問先:竹内園芸様

—-どのような方式でトマトを栽培されていますか?

竹内様
「トマトは、隔離ベッド栽培と養液土耕栽培です。私のところでは、水はけが良いので畝を立てずに、平面で土耕栽培をしています。高さを抑えられるので、作業が楽になるのがメリットですね。土作りは自家制堆肥を作っているのですが、一部、スーパー越の有機-2号も使用しています。」

—-スーパー越の有機-2号を選んでいただいた理由は何でしょうか。

竹内様
「私は堆肥に窒素を求めていません。むしろ無い方が良いと思っています。その点、スーパー越の有機-2号※はNPK成分が低く、しかも菌数が多いので気に入っていますね。いま、せがれに世代交代しようとしているところですが、新しい商品や技術情報など、彼に伝えてくださると助かります。」 (※編集注:スーパー越の有機-2号は、分類上「汚泥肥料」に該当します。) —-竹内様、ありがとうございました。

竹内園芸様ハウス

新潟県は雪国で、冬場の日照時間は他の産地と比べてもかなり短いため、作物を栽培しやすい土地柄とは言えないのかもしれません。ですが、直江津施設園芸部会様はたいへん研究熱心で、良い農作物をより多く収穫しようという意欲に溢れているように感じております。今後も直江津施設園芸部会様が発展を続けられること、メンバーの皆様が健康で長く栽培を続けられることを心より願っております。(部会様の活動はとても勉強になりますので、私も積極的に参加させて頂きたいと考えております。今後ともよろしくお願いします!)

株式会社ホーネンアグリ 営業部 角山伸也

アーカイブ