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暑さに負けず、ネギの太さが充実! ~アクアフミンペレットの使用レポート~

アクアフミンペレットを使ってみて

皆さんこんにちは。株式会社ホーネンアグリの坂野です。
今年の展示会「農業WEEK2024」でも注目された弊社新製品「アクアフミンペレット」ですが、使って良かったという報告が寄せられてきています。そこで今回は、試験的にご使用いただいた圃場での状況をレポートしたいと思います。

課題はネギの異常高温対策、収量確保

今回、新潟県十日町市でネギの圃場にアクアフミンペレットを施用していただきました。ネギの品種は「大地のひびき」で、5月5日に本圃定植、7月上旬に10aあたり75kg(5袋)の資材を投入しました。課題は昨今の異常高温対策で、収量を確保すること。下のグラフは気象庁の気象統計情報をもとに例年(1991~2020年)と今年7月・8月の気温を比較したものです。こうして図表にしてみると、改めて昨今の高温は異常であり、今年の夏もかなり過酷な環境であったことがわかります。

いざ成育調査

8月29日、根の観察と成育の調査を行いました。株本を40㎝ほど掘った写真がこちらです。

資材を施用した試験区では明らかに根張りが良く、細かい根が発達している様子が見られました。

本数こそ比較対照区よりやや少なかったものの、葉鞘経(短軽)つまり太さが大きく、重量も対照区の128.5%と良好でした。

水溶性腐植酸と微量要素の相乗効果

生育に差が出た要因として、微量要素の吸収促進とバイオスティミュラントの作用が考えられます。アクアフミンペレットは水溶性腐植酸と微量要素を配合しており、キレート作用で微量要素がスムースに吸収されたと考えられます。また、腐植酸のバイオスティミュラント的な発根促進効果も相まって、環境ストレスに強い植物体を育てることにつながったのだと思います。結果的に7月~8月の異常高温においても順調に生育でき、良好な作物を収穫することができました。
アクアフミンペレットは撒きやすく、植物の強さを引き出せる資材だと思います。皆様もぜひ一度お試しください。

株式会社ホーネンアグリ 土壌医 坂野

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